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インターネット的エンタテイメント屋の日々

あんな日も、こんな日も…
「30分で5億売った男の買ってもらう技法」
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    「30分で5億売った男の買ってもらう技法」
    30分で5億売った男の買ってもらう技法

    著者はシナリオライターでテレビの構成作家。
    テレビショッピング番組にある手法を取り入れたところ、30分で5億円の売り上げを上げたという。
    その手法とは「物語論法」。
    単に商品の情報を伝えるのではなく、そこに起承転結の「物語」を構成することによって商品を買いたくさせるという方法だ。
    「人間は根源的に物語を欲している」「人にモノを買わせることは、人を物語で感動させることに似ている」という著者の主張にはエンタテイメント屋として同意できる。

    で、本書にはその具体的な手法が書かれているのだけれど、正直言ってそれほどの新鮮味はなかった。
    おそらくほとんどの放送作家やテレビディレクターが当たり前のように考えていることだろう。

    にもかかわらず、営業マン、ビジネスマンからと思われるアマゾンの書評がおおむね高評価なのが意外だった。
    エンタテイメントの文法がビジネスシーンで活用される余地はまだまだあるのかもしれないな。

    と、本書の後付にある著者プロフィールを確認していたら、そこについ先日のブログに書いたばかりの「アップルシード・エージェンシー」の名前が。
    いいところに目をつけてますな(^^)
    | | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    「30分で5億売った男の買ってもらう技法」
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      「30分で5億売った男の買ってもらう技法」
      30分で5億売った男の買ってもらう技法

      著者はシナリオライターでテレビの構成作家。
      テレビショッピング番組にある手法を取り入れたところ、30分で5億円の売り上げを上げたという。
      その手法とは「物語論法」。
      単に商品の情報を伝えるのではなく、そこに起承転結の「物語」を構成することによって商品を買いたくさせるという方法だ。
      「人間は根源的に物語を欲している」「人にモノを買わせることは、人を物語で感動させることに似ている」という著者の主張にはエンタテイメント屋として同意できる。

      で、本書にはその具体的な手法が書かれているのだけれど、正直言ってそれほどの新鮮味はなかった。
      おそらくほとんどの放送作家やテレビディレクターが当たり前のように考えていることだろう。

      にもかかわらず、営業マン、ビジネスマンからと思われるアマゾンの書評がおおむね高評価なのが意外だった。
      エンタテイメントの文法がビジネスシーンで活用される余地はまだまだあるのかもしれないな。

      と、本書の後付にある著者プロフィールを確認していたら、そこについ先日のブログに書いたばかりの「アップルシード・エージェンシー」の名前が。
      いいところに目をつけてますな(^^)
      | | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      「バブルの歴史」「バブル学」
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        M&AだTOBだと大騒ぎしたホリエモン騒動は一段落したようだけれど、僕の周りでも株が話題になることが多いような気がする今日この頃。
        80年代後半から90年代初頭のバブル景気をまだ世の中をよく知らない学生で過ごした僕は、あのバブルとは何だったのかに興味がある。
        というわけで読んだのが「バブルの歴史?チューリップ恐慌からインターネット投機へ」
        バブルの歴史?チューリップ恐慌からインターネット投機へ

        17世紀のオランダで起きたチューリップバブルから20世紀の日本の土地バブル、アメリカのITバブルまで、様々な「バブル」を冷静に記述した金融史。
        後から振り返れば、当時の人々はなぜあんなに浮かれていたのだろうと思えるが、嵐の真っ只中ではそう考えられないのが人間の弱さなのだろう。
        経済学者などの専門家は過去のバブルを知っているはずなのに、日本でもアメリカでも「今回だけは今までと違う。我々の経済は新しい段階に入ったのだ」と同じ台詞で正当化していたというのが面白い。
        ファッションでも数十年サイクルで同じ流行があると言うけれど、人間が過去の記憶や経験を忘れてしまう動物ならば、バブルはまた起きるんだろうな。

        そしてもう1冊「バブル学?通説では解けない歴史の謎」
        バブル学?通説では解けない歴史の謎
        こちらはバブルとは何か、人々はなぜ非合理的な価格まで株を買ってしまうのか、を考察している。

        面白かったのは、バブル発生は「不確実性」と大いに関係があるという指摘。
        「不確実性」には2つの種類があって、1つ目は人間がすでに知っている範囲の(流行りの言葉で言えば「想定の範囲内」の)ランダム要因。
        例えば、明日は晴れるか雨が降るかというようなことで、これが「リスク」と呼ばれるもの。

        そして2つ目が「曖昧性」。
        新しい分野でどんな結果が生まれるか、その確率さえ誰にもわからない状態だ。
        大きな利益はこんな時にこそ得られる可能性がある。
        金が出るかどうかは分からないけれど、出れば大もうけができると人が考えるところにゴールドラッシュが生まれるというわけだ。

        一度読んだだけでは完全に理解できたとは言えないけれど、少なくとも読み物として面白かった。
        しばらくしたらもう1回読んでみようと思う。

        この2冊でははっきりとわからなかったけれど、個人的にはバブル発生のメカニズムよりもむしろバブル崩壊が起きる瞬間のメカニズムに興味がある。
        ボケに対して鋭いツッコミが入って大爆笑が起こる瞬間とか、優しい一言でがまんしていた涙がどっとあふれ出す瞬間とか、緊張が弛緩に変わる一瞬の心理に共通する何かがありそうな気がするんだよなぁ。
        なにかこの辺を考察した本ってないっすかね。
        | | 21:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        「『オーマイニュース』の挑戦」
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          「『オーマイニュース』の挑戦」
          『オーマイニュース』の挑戦

          「すべての市民は記者である」をスローガンに韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」を立ち上げた創設者による起業の記録。
          創業時の苦労から世論を動かした大統領選報道や記者クラブ制度廃止の成功談まで、舞台裏がテンポよく読みやすい文体で語られていて、一気に読んでしまった。

          既存のメディアに対抗するために取らざるを得なかったであろう、中立とは言えない政治スタンスに若干の違和感はあるものの、インターネットならではの新しい報道スタイルを模索するやり方には共感を覚える。
          ニュースに対するゲリラ的なアプローチは、今はなき文化放送の名番組「本気でDonDon」に通じるし、ニュースの現場から動画レポートを長時間伝え続ける方法論は、某インターネットプロジェクトで提案した(ボツになったけど)「走れ!生中継」という企画の骨子そのままだ。
          日本で同じようなサイトが実現していないのを少し悔しく感じる。

          「オーマイニュース」の成功はかなり前から知られていたから、日本でも同様の試みはあったのだろう。
          最近あのライブドアがパブリックジャーナリストという名称で市民記者を募集しているのも、「オーマイニュース」を念頭に置いているに違いない。
          なかなか苦労しているようだけど。

          本の内容とはまったく関係ないが面白かったのは、推薦の辞を筑紫哲也氏が書いていること。
          かつて「インターネットは便所の落書きと同じ」と言ってネットユーザーの猛反発をくらった氏が「20世紀型メディアを変えた世界初の『革命』である」と「オーマイニュース」を褒めているのだ。
          自分に都合が悪いときは「便所の落書き」で、そうじゃないとき(たぶん「オーマイニュース」の政治スタンスに共感したんだろうなぁ)は「革命」じゃ、説得力に欠けるでしょ。
          日本で「オーマイニュース」的なムーブメントが起きるとしたら、「週刊金曜日」からじゃなくて2ちゃんねるからだと思うけどなぁ。
          | | 06:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          「戦争請負会社」
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            またもやイラクで日本人が武装勢力に拘束されたというニュースが伝えられている。
            斎藤昭彦さんが勤務していたのはイギリスの警備会社だというのを聞いて、買ってあってまだ読んでいない本を思い出した。

            「戦争請負会社」
            戦争請負会社

            「戦争請負会社」とは、国家の軍事業務を代行する民間企業。
            戦闘機や武器を製造する軍需産業があるのは知っていたが、「警備」という名の「傭兵」までビジネスになっていたとはビックリだ。
            日本が郵政民営化でゴチャゴチャしている間に英米では戦争の民営化が進んでいたということか。

            時間ができたら読もうと思う。
            | | 16:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            「近代家族のゆくえ?家族と愛情のパラドックス」
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              「近代家族のゆくえ?家族と愛情のパラドックス」
              近代家族のゆくえ?家族と愛情のパラドックス

              最近読んで、面白かった「希望格差社会?「負け組」の絶望感が日本を引き裂く」の著者、山田昌弘による家族論。
              「子供を大事にするほど子供の数が減る」「男女交際が増えると結婚が遠のく」といった近代家族の矛盾を提示しながら現実の家族考察している。

              ごくフツーの家族に育った僕は、家族というものにそれほど強い思い入れはないけれど、お年頃の男として(おいおい!(笑))、恋愛と結婚の関係についての記述はとても興味深かった。

              理論的には、恋愛と結婚は、別の現象である。恋愛は、身体的興奮を伴った感情現象に属し、結婚は、親族・家族システムに属している。しかし、両者は、二人の人間(通常、異性同士)を結合させるという同一の機能をもっている


              恋におちた相手が、結婚相手として(結婚の社会機能上)ふさわしい相手とは限らない。同様に、結婚相手としてふさわしい相手に、恋愛感情を抱くかどうかもわからない。また、結婚後、夫婦だからといって、恋愛感情が持続できるとは限らないし、夫婦以外の人に恋愛感情をもたないという保証もない。恋愛は、社会にとって望ましい結婚制度を崩壊させる危険性をもっている。


              この矛盾に対処するために社会が編み出してきたメカニズムが3つ。

              1.「恋愛と結婚をお互いに無関係な制度として分離させる」
              妾、売春、不倫など婚外、婚前の男女交際を認めて、結婚とは区別する方法。

              2.「恋愛を抑圧する」
              結婚前の男女の接触を禁止したり、恋愛体験にマイナスの価値観を付与する方法。

              この2つが前近代社会でも見られた方法だが、近代社会で典型的に用いられているのが、

              3.「恋愛=結婚したい気持ち、と定義する」
              そもそも別物である恋愛と結婚を制度的に結合させる方法。

              つまり、「結婚には恋愛感情が必要だ」とか「恋愛感情が高まって結婚に至る」といった、現代の「常識」は、社会を崩壊させないようにするための知恵だというのだ。
              面白いなぁ。

              確かに、「本物の恋愛=結婚」という価値観は結婚前の男女における社会を壊さないようにするのに役立つと思うけれど、一方で、「恋愛感情がなくなった夫婦は結婚に値しない」という価値観を生み出し、離婚を促進してしまうのではないだろうか?
              こんなことを考えていると、ますます「正しい恋愛」も「正しい結婚」もできなくなっちゃうような気がするなぁ(笑)。
              | | 05:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              「ザ・エージェント」
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                ザ・エージェント

                欧米では一般的ながら日本ではあまりなじみのない作家のエージェント「アップルシード・エージェンシー」を立ち上げた著者が自らの軌跡をまとめた本。
                作家のエージェントとは、将来性があると見込んだ新人作家を発掘し、育て、世に送り出す仕事。
                いわば、作家版の芸能プロダクションのようなものかもしれない。

                2001年に会社を立ち上げた著者は3年間に160冊の書籍をプロデュースし、5万部を超えるベストセラーは12作品。
                1作品がテレビ化され、5作品が映画化、2作品が漫画化されたという。

                新人作家は立場上、出版社と対等に交渉するのが難しいだろうし、そもそもそういう交渉事が苦手な人も多いだろう。
                企画や原稿を片っ端から出版社に持ち込むよりも、そういう営業はエージェントに任せてクリエイティブな作業に集中した方が効率的だ。
                プロ野球選手が契約更改に代理人を立てるのと同じように、出版界の近代化のためには必要な仕事だと思う。

                エンタテイメント屋としては、テレビやラジオより本にした方が面白い企画を思いついたら、こういうところに持ち込めばいいんだな、なんてことを考えた(^^)
                | | 17:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                「日本のお金持ち研究」
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                  「日本のお金持ち研究」
                  日本のお金持ち研究

                  世の中には億万長者になるための啓発本がたくさんあるけれど、この本はそれらと異なり、日本の富裕層と呼ばれる人たちの実態を経済学者が体系的に調査した結果をまとめたもの。
                  年収1億円以上のお金持ちへのアンケートという客観的なデータが様々な角度から検討されている。

                  一番興味深かったのは、日本の億万長者の2大メジャー職業は「医師」と「オーナー経営者」であるということ。
                  意外にも「大企業の役員」や「弁護士」は日本ではお金持ちではないのだ。
                  「芸能人」や「スポーツ選手」も億万長者の中では決して多数派ではない。

                  僕が子供の頃には、一生懸命勉強して一流大学から一流企業に入り出世するという漠然とした成功モデルがあったが、大金持ちになることを成功とするならば、このモデルは間違っていることになる。
                  それよりもむしろ自分で会社を興し、オーナー社長になる方が億万長者になる確率は高いのだ。

                  つい先日もホリエモン騒動でIT長者が注目を浴びたけれど、最近の成功モデルはああいうことなのかな。
                  この傾向が一時的なものでないとすれば、子育てや教育に関する親の意識も変わるかもしれない。
                  ちょっと面白いな。
                  | | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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                    「ダ・ヴィンチ・コード」がベストセラーになっているダン・ブラウンの小説。
                    日本での出版は「ダ・ヴィンチ・コード」より後だけれど、原作は「天使と悪魔」(2000年)と「ダ・ヴィンチ・コード」(2003年)の間となる2001年の出版。
                    今回は宗教象徴学者ラングドンのシリーズではなく、NASAを中心としたアメリカ政府機関と大統領選挙をからめたミステリーだ。

                    スケールの大きい舞台設定とテンポのいいストーリー展開も他の2作と相通ずるものがあるが、最大の共通点は実在の組織や科学技術を物語のベースに置いていること。
                    今回も本編にはいる前に「デルタ・フォース、国際偵察局(NRO)、宇宙フロンティア財団(SFF)は現存する組織である。この小説で描かれる科学技術はすべて事実に基づいている」という著者注記がある。

                    この一文が作品のエンタテイメント性をいかに高めていることか。
                    映画などでもときどき「事実に基づいている」という作品があるけれど、まったく同じストーリーが事実に基づいていない場合より心に訴えかけるパワーが明らかに大きいと思う。
                    リアルの持つ訴求力をフィクションに取り込む手法はちょっと勉強したいところだ。

                    ちなみにこの3作で僕が一番よかったのは「天使と悪魔」かなぁ、やっぱり。
                    | | 05:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    「模倣される日本」「日本発イット革命」
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                      「模倣される日本?映画、アニメから料理、ファッションまで」
                      模倣される日本?映画、アニメから料理、ファッションまで

                      日本のアニメやゲームが世界に輸出され高い評価を受けているのは有名だが、今や日本はGNP(国民総生産)やGDP(国内総生産)だけでなくGNC(Gross National Cool=文化としてのかっこよさ)の高い国としてポップカルチャーがあちこちで模倣されている。
                      そんな例をこれでもかと列挙したのがこの本。

                      中でも知名度や影響力の強さで抜きん出ているのが「スターウォーズ」。
                      ルーカスが黒澤明監督をリスペクトしているとか、ヨーダが「ヨダさん」という日本人名から取られたというのは知っていたけれど、ジェダイが「時代劇」という言葉の響きから取ったとか、オビ=ワン・ケノービが「帯・ワン・黒帯」(一番の帯は黒帯)から来たなんていうトリビアが満載だ。

                      あまりに面白かったので会議で話題にしたところスタッフ一同盛り上がり、著者の浜野安樹さんに「TOKYO CONCIERGE」のゲストに来ていたき、興味深い話をたっぷり聞かせていただいた。

                      「日本発イット革命?アジアに広がるジャパン・クール」
                      日本発イット革命?アジアに広がるジャパン・クール

                      同じく、日本のポップカルチャーの世界進出でも、アニメ、マンガ、ゲーム、フィギュア、音楽などが欧米のインテリではなくアジア諸国の若者にいかに受け入れられているかをレポートしたのがこの本。
                      アジアに旅行したときは必ずCDショップやビデオショップをチェックしてくる僕にとってそれほど新鮮な驚きはなかったけれど、「モノ作り」から「モノ語り作り」へという産業論やオタクと呼ばれる若者たちの世代文化論として一読の価値はある。

                      ここまで来たら、次は日本のテレビ番組も世界進出を目指すべきじゃないかなぁ。
                      特に日本のバラエティー番組の成熟度は世界有数だと思うのだけれど。
                      | | 11:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |