2007.09.01 Saturday
『デス・プルーフ in グラインドハウス』
「映画の天才」試写で『デス・プルーフ in グラインドハウス』を観てきた。
鬼才・クエンティン・タランティーノ監督が個人的な趣味嗜好を画面の隅々、セリフの一言一句にまで詰め込んだフェティシズム満載の超絶変態B級ムービー!
さりげなくこんな映画を持ってくるから、「映画の天才」試写はやめられない。
自分のクルマを超ハイスピードで女のコのクルマに激突させることに至上の悦びを感じる変態男には感情移入できなくても、セクシーな女優さんの脚線やヒップを最も艶めかしい姿でフィルムに焼き付けるフェチ目線には多くの男子がグッと来ちゃうはず。
前半を観てただの猟奇映画かと思いきや、驚くべき展開によって、後半は女のコが泣いて喜ぶ痛快ガールズ・ムービーに。
タイトルにもついているグラインドハウス映画とは、1960〜70年代のアメリカで盛栄を誇ったインディーズ系スタジオ製作のポップでキッチュな低予算映画のこと。
最低の予算で最大の集客を呼ぼうとするからこそ、そこには(善悪を別にして)多くの人間が本能的に求める要素が詰め込まれている。
暴力とスピードとセンセーショナリズムとエロティシズム。
人間の本能が最も求めるものこそ、映倫が最も排除すべき要素だという皮肉な矛盾。
エンタテイメントは本質的に反倫理的な側面を持っているのか?
だとすると、倫理っていったい何なんだ?
鬼才・クエンティン・タランティーノ監督が個人的な趣味嗜好を画面の隅々、セリフの一言一句にまで詰め込んだフェティシズム満載の超絶変態B級ムービー!
さりげなくこんな映画を持ってくるから、「映画の天才」試写はやめられない。
自分のクルマを超ハイスピードで女のコのクルマに激突させることに至上の悦びを感じる変態男には感情移入できなくても、セクシーな女優さんの脚線やヒップを最も艶めかしい姿でフィルムに焼き付けるフェチ目線には多くの男子がグッと来ちゃうはず。
前半を観てただの猟奇映画かと思いきや、驚くべき展開によって、後半は女のコが泣いて喜ぶ痛快ガールズ・ムービーに。
タイトルにもついているグラインドハウス映画とは、1960〜70年代のアメリカで盛栄を誇ったインディーズ系スタジオ製作のポップでキッチュな低予算映画のこと。
最低の予算で最大の集客を呼ぼうとするからこそ、そこには(善悪を別にして)多くの人間が本能的に求める要素が詰め込まれている。
暴力とスピードとセンセーショナリズムとエロティシズム。
人間の本能が最も求めるものこそ、映倫が最も排除すべき要素だという皮肉な矛盾。
エンタテイメントは本質的に反倫理的な側面を持っているのか?
だとすると、倫理っていったい何なんだ?